人の死期について、かつて、脈拍終止説や呼吸終止説が

 有力に唱えられていました。


 しかし最近では、脳の機能の不可逆的停止をもって死亡とする脳死説

 有力ではありますが、伝統的には脈拍呼吸の不可逆的な停止と

 瞳孔反応の消失という三基準をもってする三徴候説

 採られてきました。

 この学説の対立は、脳死後の生命維持装置の取り外しが

 殺人罪にあたるかどうかについて結論を

 左右することになります。