虚偽の風説を流布し、または偽計を用いて人の信用を
毀損する罪をいいます。
「あの店の資産はがっちりしている」 とか、「あの人は借金だらけで
首が回らない」 というような人の経済的評価を信用といいます。
信用は、経済取引上、何よりも大切なものです。
我が国の刑法は、 「あの会社は赤字続きで倒産も近いだろう」 という
ようなデマを飛ばして大勢の人や不特定人に、信用を落とすような
噂を広めたり、偽りの計略を用いて信用を失墜させる場合を
信用毀損罪として処罰します。
現に信用が傷つかなくても、信用が失われる可能性があれば、
それだけで本罪は成立します (危殆犯)。
刑は3年以下の懲役、または50万円以下の
罰金に処せられます。
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