有限会社制度は、ドイツの立法者が中小企業のための簡易な会社形態として

考案したもので、1892年のドイツ有限責任会社法によって

はじめて誕生したものです。

株式会社、合名会社、合資会社の各制度が、古い起源を持つ点に差異がある。

わが国も、昭和13年の商法改正に際して、この有限会社制度を導入し、

昭和15年1月1日から施行されました。

有限会社法を単行法としたのは、実験的な試みという沿革上の理由に

基づくものですから、立法形式上は、有限会社法は商法上の

会社と別種の会社でしたが、実質的には、

有限会社法も商法とほぼ同様の規定を設け、有限会社も商法以外の適用については商法

上の会社とみなされました。会社法の施行に伴い廃止された。

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