業務上必要な注意を怠ることをいいます。
医師や自動車運転手というような、人の生命・身体などに危険を伴う
各種の業務に従事している者が、その業務上必要な注意義務を
怠り、人を傷つけたり死亡させたりすると、普通の過失犯に
比べて刑罰が重くなります。
例えば、業務上過失致死傷罪、業務上失火罪、業務上過失往来危険罪は、
5年・3年以下の懲役若しくは禁錮、または罰金に処せられます。
医師の誤診や、自動車事故による致死傷などが
これに当たります。
危険発生を伴う業務に従事する者に高度の注意義務を課したもので、
過失か否かは同業者が一般に持っていると考えられる平均的
能力を標準として決定されます。
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