旧債務と重要な部分の異なる新債務を成立させることによって旧債務を消滅させる契約の
ことです。三つの形態があります。
①AのBに対する債権をCのBに対する債権に切り替えるもの(債権者交替による更改)
②AのBに対する債権をAのCに対する債権に切り替えるもの(債務者交替による更改)
③AのBに対する5万円の債権を一定のテレビ1台の給付債権に切り替えるもの(債務の
目的または態様の変更による更改)
更改と債務の譲渡や債務の引受の違いは、後者では債権の同一性が維持されているのに対
し前者では個別のものになるということです。前者は後者があまり発達しなかった時代
に多く利用されていましたが、現在では後者が多く用いられて、前者はあまり用いら
れていません。
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