強行法規で禁止されていることを、別の手段で、合法性を装いつつ
達成しようとする行為のことをいいます。
例えば、恩給を受ける権利は担保に供することはできません。
しかし、お金を借りるに当たり、借受金を完済するまで恩給の取立てを貸主に委託する、
という契約を結べば、契約名義はともかく、実質的に恩給権を担保に
供したのと同じ結果が得られるわけです。
かような行為は、無効です。
これに対し、譲渡担保は、物権法定主義や流質禁止規定を潜脱するものと
みられないではないが、多くの人々の合理的需要があるからこそ
広く行われるわけで、かかる場合は有効とされます。
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