地方裁判所、家庭裁判所に配属され、10年たつと判事に任免されるのが通常です。
旧憲法下の裁判所構成法の下においては、司法官試補から
直ちに判事に任免されたが、現行裁判所法は
判事の地位を高めるために、
判事の前段階として、
新たに判事補の官名を
設けたものです。
判事補は特別の定めがある場合のほか一人で裁判をすることはできません。
また同時に2人以上合議体に加わりまたは裁判長となることはできない、
など権限について制限があります。しかし現在直ちにこのような措置を
とることは人員の関係からできないので「判事補の職権の特例等に
関する法律」によって判事補5年以上の経験のある者で、
最高裁判所の指名する者は、当分の間判事としての
権限を有するものとされ、特例判事補と呼ばれます。
なお判事補3年以上の経験のある者は、簡易裁判所判事に任命される資格があります。
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