抹消登記


 既に記載済みの登記の全部を抹消する登記のことをいいます。

 土地建物を抵当に入れて借財した場合、その借金を返済すれば、土地建物に対する

抵当権もおのずから法律的に消滅します。このように、

その実体としての権利が消滅してしまったならば、

それに対応して登記面からもその事項を

消滅させてしまう必要が生じます。

つまり、借金を返しても、ただ権利証を返してもらうだけではだめで、

貸主の協力を得て、同時に抹消登記の申請を

する必要があります。

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